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漢字

漢字を「書く」ことはともかく、「読む」ことには自信があるはずだった。
手書きで文字を書くことが非常に少なくなったため、
漢字が書けないことは自覚していたが、読みも侮れないものだ。
今偶然出てきたフレーズ、「侮れない」を「あなどれない」と
おいらは読めるのだろうか。
少なくとも、こんな漢字は書けないし、書こうという意思もおきない。
ここでは、そんな難しい漢字の話ではなく、常識的な範疇で
読めなければはずかしい漢字が正しく読めなくて恥をかいた、
あるいは困惑した経験を書き連ねてみる。
1.促す
 「うながす」と読むところを、「そくす」だと信じていた。
 社内の人と話をしているときに間違いを指摘してもらった。
 「販売をそくす」と言ったら、「うながす」でしょと。
 その時点では、自分が正しくてその人が間違っていると思った。
 だって、販売促進という言葉があるし、「そくす」という言葉は
 絶対にあると思ったから。
 すぐに確認してみた。
 「そくす」を漢字変換したら、「即す」「則す」しかなかった。
 事実に即す、法律に則す。
 何で「促す」が出ないのだろうと戸惑った。
 この時点で自分の間違いが確定した。
 はずかしい思いが強かった。
 新聞や雑誌など活字を読んでいると、促すという言葉がよく出てくる。
 いつだったか、テレビのインタビューで明らかに間違った「そくす」
 という表現を使って話している人がいた。
 あー、この人間違っているなぁと思い、自分だけではないことに
 少し安心したものだ。
2.思惑
 「おもわく」と読むところを、「しわく」だと信じていた。
 パソコンで文章を書いているときに、思惑という言葉を入力したかった。
 「しわく」で変換しても候補に出てこない。
 じゃあ、「しあく」ではどうだろうか、もちろん出てこない。
 となりにいた妻に聞いてみた。
 当たり前のように答えてくれた。
 それは「おもわく」でしょ、と。
 やはり、恥ずかしかった。
 いい大人が、間違った漢字の読みで信じ込んでいたわけだから。
 新聞や雑誌を読んでいるときなら、まだいい。
 自分の中の勘違いで済むから。
 でも、きっと、会話の中で発声する場面もあっただろう。
 「しわく」という言葉を聞いて、意味が通じるだろうか。
 全く通じないか、あるいは間違っていると思われるかだ。
 おいらのように、思惑をしわくと読むと信じていた人なら、
 十分通じるし、その間違いにも気付く。(指摘するかどうかは兎も角)
 おもわくでもしわくでも、どっちでもいいような気がしてきた。
漢字は難しい。
手書きする機会が激減している中、漢字を忘れることはあっても、
新しく覚えることはほとんどない。
とっても簡単な漢字が書けないことに絶望することにも慣れてきた。
そんなものだと、開き直っている。
漢字が書けない/読めない、いいじゃないかと。
最後に問題。
「さぼる」を漢字で書くと?
正解はこちら。

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