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正義

これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学

  • 作者: マイケル・サンデル
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2010/05/22
  • メディア: 単行本

現時点でもアマゾンのランキングが10位で、
この出版不況の中、50万部を超えて売れ続けている。
5人を助けるために1人を犠牲にしてもよいか。
具体的な例を挙げて、正義とは何かを考えさせる。
たいへん難しい本だった。
上記のような話はおもしろく読めたが、哲学的な専門用語が多用された
長い文章は、文字を追っていてもまったく頭に入ってこなかった。
読み返してみても結果は同じで、最後のほうは斜め読みで、
注釈ページが出てきたときはホッっとしたものだ。
(注釈ページは30ページ分もあった)
正義とは何か。
社会の常識、個人のモラル、倫理、感情、性格、時代、歴史。
生きていると、いろいろなことに影響を受けて行動している。
絶対的な価値観などないわけで、その都度考えなければならない。
考えるということは疲れる。
たまにはじっくり考えることも必要だが、基本あまり深く考えないで
その場を支配する大きな流れに乗っかっていく。
それがおいらの正義だ。
>5人を助けるために1人を犠牲にしてもよいか。
おいらなら、重い判断だと考えて思考停止し、
何も行動せずに5人が死ぬことになるだろう。

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