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泣いて馬謖を斬る

北方三国志11巻を読み終えた。
12巻では「泣いて馬謖(ばしょく)を斬る」が描かれているので楽しみだ。
諸葛亮孔明が、指示に従わずに敗戦したことの責任を問い、
泣く泣く愛弟子の馬謖を処刑することをいう。
いくら有能な愛弟子であっても、軍律に従わなかったことの重大さを鑑み、
殺してしまうあたりが諸葛亮のすごさだ。
劉備玄徳亡き後の三国志の山場の一つだ。
身近にいる元社長から聞いた話。
社長時代、ずっといっしょに働いていた社員を辞めさせたことがある。
彼にしかできないことがあり、重宝することもあった。
まかせていた仕事の期限がきて、どうなったか聞いたら、
想像をはるかに下回る成果しか出ていなかったことが何度かあった。
こりゃいかんと思って、クビにしたそうだ。
まさに、泣いて馬謖を斬るという心境だったとのこと。
しかし、今では私の身近なところでいっしょに働いていたりするわけで、
そういう意味では諸葛亮ほどの極端な行動とは一線を画している。
さて、おいらは斬るのか斬られるのか。
強い決意でことに当たろうと思う。

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