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jwwとdwgの線種対比

jwwとdwgの色番号対比の続編で、次は線種。点線とか一点鎖線とかのことで、線種は色と違って番号という考え方がdwgにはない。名前で管理されており、画層(レイヤ)やブロックでも同じことが言える。番号と名前は両方あったほうがよい。番号だけでは絶対的に足りない。名前だけでも事足りるが、ちょっと片手落ちな感もある。データ構造上は番号があったほうが効率いいんだけど、まぁ勝手にインデックス付けておけばいいことでもあるので、よしとしよう。

ちょっと見ずらいけど、タブ区切りの表としておく。Excelに貼り付けると見やすくなるだろう。
jw線種番号 線種名 セグメント数 acad線種名
1 実線 – CONTINUOUS
2 点線1 – DOT
3 点線2 – DOT
4 点線3 – DOT
5 一点鎖線1 – DASHDOT
6 一点鎖線2 – DASHDOT
7 二点鎖線1 – DIVIDE
8 二点鎖線2 – DIVIDE
9 補助線(出力されない線) – DOT
10 (空き番号) – CONTINUOUS
11 拡張(一点鎖線) – DASHDOT
12 拡張(一点鎖線) – DASHDOT
13 拡張(一点鎖線) – DASHDOT
14 拡張(二点鎖線) – DIVIDE
15 拡張(二点鎖線) – DIVIDE
16 拡張(2倍ピッチの一点鎖線) – DASHDOT
17 拡張(2倍ピッチの二点鎖線) – DASHDOT
18 拡張(2倍ピッチの点線) – DOT
19~30 (空き番号) – CONTINUOUS
31 continuous 0 CONTINUOUS
32 dashed(破線) 2 ACAD_ISO02W100
33 dashed spaced(跳び破線) 2 ACAD_ISO03W100
34 long dashed dotted(一点長鎖線) 4 ACAD_ISO04W100
35 long dashed double-dotted(二点長鎖線) 6 ACAD_ISO05W100
36 long dashed triplicate-dotted(三点鎖線) 8 ACAD_ISO06W100
37 dotted(点線) 2 ACAD_ISO07W100
38 chain(一点鎖線) 4 ACAD_ISO08W100
39 chain double dash(二点鎖線) 6 ACAD_ISO09W100
40 dashed dotted(一点短鎖線) 4 ACAD_ISO10W100
41 Double-dashed dotted(一点二短鎖線) 6 ACAD_ISO11W100
42 dashed double-dotted(二点短鎖線) 6 ACAD_ISO12W100
43 double-dashed double-dotted(二点二短鎖線) 8 ACAD_ISO13W100
44 dashed triplicate-dotted(三点短鎖線) 8 ACAD_ISO14W100
45 double-dashed triplicate-dotted(三点二短鎖線) 10 ACAD_ISO15W100
46 未使用(予備) – CONTINUOUS
47~62 ユーザー定義 – セグメント数によって決める。以下の通り。
2⇒ACAD_ISO07W100
2⇒ACAD_ISO07W100
4⇒ACAD_ISO08W100
6⇒ACAD_ISO09W100
8⇒ACAD_ISO06W100
10⇒ACAD_ISO15W100

jwには線種ピッチという考え方があるようでない。ないようである。普通だったら、ミリ単位でいくつ線が続いたらいくつ線がないという2つの値がセットで、線種によって値が2つや4つや6つになる。一点鎖線だったら4で二点鎖線なら6という感じ。に対して、jwではパターンとピッチで管理されており、一点鎖線だと1パターンが16に対してピッチが1とのこと。この理屈が昔からよくわからんかったし、今もわからん。いずれ解明することにしよう。

上記の対応表では、線種名から判断してdwgの近しい既定義線種に変換している。31~45まではSXFの既定義線種であり、ISOで定義されているものだからピッタリ合うはず。47~62はSXFのユーザー定義線種で、好きなピッチを指定できる。dwgでユーザー定義の線種を作るということも考えられるが、まずはそこまでの必要性がないと判断してセグメント数が一致するSXF既定義線種に変換でよい。2~18についても、ピッチをぴったり合わせるためにdwgのユーザー定義線種を作れるようにすることも、今後検討だな。

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