CAD日記

主にAutoCADのことについて書いているけど、近頃は投資系ネタに注力している。自動売買、仮想通貨、PC関係、プログラミングなど。@caddiary

AutoCAD

AutoCAD2011

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今年もこの季節がやってきた。
3/19、AutoCAD2011リリース。
ADN会員の特権を生かして、AutoCAD2011製品版をインストールしてみた。
いろいろと機能強化が行われているようだが、3次元には興味がないおいらなので、
2次元オブジェクトの進化についてレポートしてみた。
●オブジェクトとレイヤの透過
線や文字などあらゆるオブジェクトに透過属性を持つことができる。
デフォルトはByLayerで、他には0~90までの値が設定できる。
数字が大きくなると透ける割合が高くなる。
なぜ90までで制限しているのかわからない。
場合によっては、100で完全に透明にしたい場合もあるだろうに。
オブジェクトをByLayerにしておけば、レイヤの透過度に従う。
Solidハッチングで効果を発揮するだろう。
●ハッチングの背景色
ハッチングに背景色を設定できる。
つまり、線のハンチングが塗り潰しを兼ねることができる。
これはけっこう画期的ではないだろうか。
1つのハッチングで、塗りと線を同時に表現できる。
これまでなら、二重にハッチングを書いて、表示順まで
意識しなければならなかったのだから。
ANSI137のハンチングに背景色シアンを指定して、透過を50とした絵。
もちろん、ハッチングは最前面に配置。
AutoCAD2011
他の気になった機能強化を挙げておく。
暇でしょうがないときに、いじってみようと思う。
・推測拘束
・ポリライン、スプラインの編集
・オブジェクトの表示/非表示
・線種内の文字の位置あわせ
最後に恒例の愚痴を。
まだ2010年が始まったばかりだというのに、製品に2011という数字が
ついた製品のAutoCAD2011が出る。
会社の決算年度の都合だかなんだか知らないけど、年号の認識を
狂わせるおかしな風習だ。
今年が2010年だという認識がようやく固まってきたところなのに、
2011なんて製品を出して、まどわさないでほしいものですな。
だって、まだ2009年度も終わってないんだよ。

-AutoCAD
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