昨日、我が家でBS放送をはじめて見た。
テレビに関しては、ひたすら興味を持たずに生きてきたが、
液晶テレビを購入したことにより、がぜん興味が沸いてきたのだ。
今までは、地上アナログの6個のチャンネル(1、3、4、6、8、10、12)さえ
見れれば十分だと思っていた。
このマンションに入居してから、7年という歳月が経過している。
昨日まで、共同のBSアンテナが装備されていることを知らなかった。
BSデジタルが受信できない件を大家さんに問い合わせたときに、
ついでにBSアンテナについて聞いてみた。
共同BSアンテナをつけるつもりはあるかと。
というのも、マンション内の住人のうち2軒ほど独自のBSアンテナらしきものを
ベランダに出しているのを知っていたから。
独自にアンテナを設置している人がいるということは、
共同アンテナがないのだろう、と言う考えは浅はかだった。
新築当初からBSアンテナがありますよ、という大家さんの回答に驚いた。
すぐに近所の電気屋に走り、アンテナ端子の分配器を購入してきた。
部屋の壁にあるアンテナ端子は1つだけ。
一方、テレビ側の口はVHF(UHFも含む)用とBS用で2つある。
壁のアンテナ端子をVHFとBSに分岐させる必要があった。
そもそも壁にアンテナ端子が1つしかないことから、
BSは見れないんだという激しい思い込みもあった。
まさか、VHFとBSが混じって部屋に届いているとは想像すらしなかった。
液晶テレビの接続図を見ていて、この謎が解けたのだった。
夕食前のあわただしいときに、汗だくになりながら接続を完了させた。
これで映るだろうという大方の予想はくつがえされた。
B-CASカードを認識できません、というようなメッセージが出た。
以前は、BS放送を受信できません、というメッセージだったので、
受信はできているのだろうと少し安心した。
B-CASカードといはいったい何?という疑問があるが、
テレビにそれらしきカードが刺さっていることは知っていた。
組み立てに来た兄さんが、そんな作業をしているのを目撃したから。
一度抜いてみた。
もう一度差してみたが、状況変わらず。
よ~く見たら、カードの向きが逆だった。
正しい向きに差したら、BS放送が映った!
「兄さん、わざとかい?」
という疑いが沸いてきたが、まぁ小さいことなので忘れることにした。
ブラウン管テレビのアナログ放送しか知らないおいらにとっては、革命的だった。
BShi に至っては、壮絶な美しさだった。
生まれてこの方、ずっと同じレベルで見てきたテレビ放送だったが、
あまりのきれいさに、感動すらおぼえた。
ちょうど日本代表によるサッカーのアジアカップが放送される日だった。
引きの映像における、ピッチ上の選手の動きがよくわかった。
去年のドイツワールドカップ時に、大いに盛り上がっていたサッカー熱は
今や冷めていたのだが、映像の美しさがきっかけで妙に盛り上がって観戦した。
4-1での勝利に大満足したのであった。
地上デジタルはまだ見ることができないが、
しばらくはBSでお茶を濁しておくことにしよう。
NHKのBS料金、払わねばならんかな。