戸籍謄本(戸籍全部事項証明書とも言う)を取得するのにだいぶ苦労したって話を以前書いた。本籍地が以前住んでいたところのままで現住所と違っているから、以前住んでいた役所から郵送で届けてもらわなければいけなくて、そんなカッタリーことはやりたくないからと、マイナンバーカードで取得するべくネットから「本籍地の市区町村へ利用登録申請」を行った。5営業日で申請が通って、コンビニから戸籍謄本が取得できるはずだったが、役所の手違いで2週間ほどかかってようやく戸籍謄本を得ることができた。戸籍謄本を使うケースは非常に限られていて、パスポート取得時か家系図を作るべく直系祖先の戸籍を取るときくらい。今回は、後者のほうで必要だった。
本籍なんて実際のところどこでもいいんじゃねって話があって、そのあたりを詳しく書いているのは以下の記事。
引っ越しするとき本籍はどうすればいいの?変更するメリットは?
本籍は今住んでいるところや過去に住んでいたところになっているケースが多いが、皇居や東京タワーにしてもいいってこと。ようするに戸籍を保管している役所をどこにするかってだけで、本籍地を所管している役所が決まればいい。
転籍届はこんなもの。品川区役所のWebサイトにあった記入例。
上記サイトに未記入の転籍届がPDFもある。
PDFを紙に印刷して必要事項を書き込んで、戸籍謄本とともに役所に提出すれば本籍移動が完了。さっき役所に行ってきたところ。この後、住民票や戸籍謄本を取得すれば新しい本籍地になっているし、1週間もあれば登録情報そのものが更新されるとのこと。まぁ、簡単なものですな。
これによって居住地と本籍が一致して、戸籍謄本の入手がやりやすくなった。前出の「本籍地の市区町村へ利用登録申請」をやったから本籍地を変えなくていいんじゃねって話ではない。申請した結果はマイナンバーカードの電子署名と紐づいていて、5年ごとのマイナンバーカード署名更新手続きによって、利用登録申請がクリアされてしまうことがわかった。利用登録申請は、2年ほど前にパスポート取得時にやっていたのに対して、その後マイナンバーカード署名更新をやったから見事にクリアされていて、もう一度やらなければならなかった。また、前出の役所の手違いってのが、パスポート取得時に利用登録申請したもので更新しやがったので、結果として申請が通らなかったというオチ。
戸籍取得が楽になったということ以外に重要なことがある。本籍が港区だというステータス。そんなこたーどうでもいいじゃんという人もいるだろうが、大都会東京の都心に本籍があるということは、エラくなったような気がして気持ちがいいやな。旧本籍地の狛江市からは格段の昇格って感じがする。