CAD日記

主にAutoCADのことについて書いているけど、近頃は投資系ネタに注力している。自動売買、仮想通貨、PC関係、プログラミングなど。@caddiary

AutoCAD

AutoCADは永久ライセンスをもうやめるってさ

投稿日:

CADの世界に長くいるけど、AutoCADの永久ライセンスがもうなくなるって
ことを聞いて、ちょっとおどろいている。
Autodesk 永久ライセンスの変更
サブスクリプション(レンタル)はずいぶん昔からあった。
並列的にずっと使えるライセンスを販売してきた。
2016年2月から、永久ライセンスの販売をやめて、
サブスクリプションでしか販売しなくなる。
それまでに購入した永久ライセンスはその後もずっと使える。
サブスクリプションで選択できる期間は、1ヵ月・3ヵ月・12ヵ月。
いずれ、2年や3年という期間も選択できるようにする。
バカ高いSuite 製品は永久ライセンスの販売を続ける。
Adobe社はCSシリーズをCCシリーズに移行した。
(Creative Suite→Creative Cloud)
2013年5月のことだったので、もうすぐ2年経つ。
永久ライセンスから期間ライセンスへの完全移行だった。
聞くところによると、Adobe社のこの試みは成功したようだ。
おいらはCS6までは買ったが、CCを買う予定はない。
毎月費用がかかり続けるっていう料金体系は、何だか気分が悪い。
毎日のように使うソフトであればともかく、週に1、2回程度使うもの
なのに対して、費用がひたすら累積していくってところがちょっとね。
初期費用がガッツリかかることにはあまり抵抗がなく、
じわじわと費用が積もり積もっていくのが嫌なのだ。
きっとAutodesk社の試みも成功するだろう。
何をもって成功かって、Autodesk社の売り上げ・利益が増えるってこと。
ただ、AutoCADの日本におけるシェアは下がると予想する。
DWG互換CADや日本製CADに移行するユーザーはけっこういるはず。
でもね、金にならないユーザーが離れていったところで、Autodeskさんに
とっては痛くもかゆくもないんだよ、きっと。
そんななか、国産CADメーカーはこれをチャンスととらえるだろう。

-AutoCAD
-

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.

関連記事

no image

スケール

AutoCADにはスケールが存在しない。 こんな印象を持っている人は、近頃少なくなっただろうか。 私がCADを始めた頃、AutoCADはR12Jだった。 DOS版とWindows版があって、 何て使い …

no image

UnicodeとAutoCAD

AutoCAD 2007のDXFとDWGでは、文字がUnicodeコード化されてるんだって。 試しに、2007で「あいうえお」って文字を書いて、2007のDXFで保存して テキストエディタで見たら、め …

no image

寸法値の桁区切り

例えば、「1000」という寸法値を「1,000」と表現する。 3桁ごとにカンマを入れるってこと。 寸法スタイル→基本単位→単位形式を「Windowsデスクトップ」にすると、 そういう寸法値が書けるよう …

no image

画層ビューア

AutoCADの画層をサムネイルで見たい。 そんな要求から生まれた機能。 画層ビューア。 だいたい形になってきたので、そのイメージを載せてみる。 この機能の親機能となるDWGビューアから呼び出されて、 …

AutoCADの変革(LTがRegularになってRegularがPlusに!)

CAD業界に激震が走ったというのはこういうことか。2021年5月7日、オートデスク社が「AutoCAD 新戦略記者説明会」をオンラインで行った。 ・従来のAutoCAD LTを「AutoCAD」に ・ …