CAD日記

主にAutoCADのことについて書いているけど、近頃は投資系ネタに注力している。自動売買、仮想通貨、PC関係、プログラミングなど。@caddiary

仕事

職場で涙を見せる若者たち

投稿日:

まずは自分の体験談から。10年ほど前に父親ががんで亡くなる少し前。入院している医者から告知があるってことで、母親・兄貴・おいらが病院に呼ばれて話を聞いた。余命3か月。母親が付きっ切りで世話をしていて、近くに住む兄貴夫婦がサポートしていて、離れたとこに住むおいらとしても何かしてやらなきゃと、毎週のように病院に顔を見せに行った。そんな事情なんでしばらくのあいだ仕事の優先度は低くなるていう事務的な連絡を上司にした際、父親が死んじゃうのかという悲しみがどっと押し寄せて涙を流した。

卓を囲んでいるときに聞いた話。となりの課の今年入社の新人くんが打ち合わせ中に泣き始めたと。その場にいた人間によると、客観的に泣くような状況ではなく唐突だったとのこと。よっぽど身の丈に合わない仕事を振られて「到底できません」という言葉を飲み込んで悲しくなったのか、理不尽なほどの膨大な仕事量を振られて「なんでこんな目に合わなきゃいけないのか」と周囲への不満がこみあげてきたのか、腹の立つ先輩がいてどうにもくやしくて自分の人生の先行きを悲観したのか。以上、想像上の話。その課にここ3年以内に配属された2名の新人で、こんなようなことが発生していたと聞いて興味深いと思った。

総じて言えることは打たれ弱いってこと。最初から強い人間は少ないから最初は弱くてもいい。弱い人間が強くなるためには、どんどん打たれなければいけない。その打ち合わせの場にいた人間は、そいつがどんだけ泣こうが今後も弱腰にならずに打ってやってほしい。結果逃げ出す権利がそいつにはあるし、打たなければ自分の評価はあがらず周囲および上司から打たれるから。入社25年のおいらだから、いろんな経験をしてきた。理不尽なことを言われてくやしさで涙がにじんだことはある。自分を憐れむのではなく、くやしさをバネにして「次はこうしてやろう!」みたい感情を持って事に当たってほしいね。いずれにしろ、そんなめんどうな人間が近くにいたら困るので、おいらから遠く離れたところで幸せになってほしいと願っておく。

-仕事

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

no image

有給休暇

「脱社畜の働き方」を読み始めて、いろいろと考えさせら れることがあり、早速行動に移してみたのは 有給休暇の取得だ。 年間有給休暇は20日。 すでに消化したのが6日で、その内訳は以下の通り。 ・人間ドッ …

仙台からやってきた男について語る

彼は仙台支店から送り込まれてきた助っ人。おいらだけではもうどうにもならなくなったので、まずはこの年内の2週間、おいらの近くで製品の特長を学んでもらって、目の前のやらなければならない設計書を作りはじめて …

若者の中にもヒカるヤツがいるからそこに寄り添ったほうが、ジジイどものくだらん政治活動に巻き込まれなくていいんじゃね

何かというと質問してくる人間をおいらは受け入れない。だって、質問されると反射的に回答を考え始めて、一定の時間内にそれなりの回答をしたところで、また質問が返ってくるからだ。

仕事人生についてじっくり考えてみる

1993年4月に大卒新人で就職してから27年と3か月が経過した。今現在の定年は62歳の誕生日までであと12年ということになるが、年金支給が次第に後ろに倒れているため定年延長も伸びていく。あと5年もした …

no image

定期券の割引率

引っ越してからの2週間、定期券を買わずにスイカで都度支払っていた。 なぜなら、通勤ルートがいくつかあるので、全部試してからと思っていたのと、 定期券の割引率なんて大したことねぇだろうと思い込んでいたか …