Excelを印刷したら、1部しかいらないのになぜか2部とか3部も紙が出てきてしまったという経験はないだろうか。おいらはある。なんでだろーと思いつつそのナゾを放置してきたが、今そのあたりについて調べてみる気持ちになってきたので、ここで明らかにしていく。
以下、ネットの情報をもとにあれこれやってみてわかった事実。
・Excelのシートには印刷部数を持つことができる
・設定した印刷部数は変更することができる
・一度持たせた印刷部数をリセットすることはできない
シートごとの印刷部数を設定および変更する方法。特定のシートがアクティブな状態から、ファイル⇒印刷⇒ページ設定⇒オプション⇒プリンタードライバーの画面から印刷部数を設定する。リボンのページレイアウト⇒ページ設定⇒オプションでも同じ。困ったことが起きるのは以下の状況。コントロールパネルのプリンタードライバーで印刷部数を設定しておき、その後印刷するすべてのExcelファイルおよびシートについて、プリンタードライバーで設定した印刷部数で出したい。結果として、コントロールパネルで設定した部数通りにならないExcelファイル(の中の特定シート)が出てくて、なんでやねんってことになる。
一度持たせた印刷部数をリセットすることはホントにできないのだろうか。データの持ち方としては、持たせた場合が1以上の数値なのに対して、持っていない状態が0とかになるはず。新規で作ったExcelファイルは0の状態になるのは確か。1以上に変更できるならば0に戻せてもいいじゃないかってこと。新規シートに対して、シートまるごとコピー(最左上の領域を右クリック)して貼り付けすればリセットすることはわかった。しかし、用紙の縦横などの印刷設定すべてがリセットされた。できないということにしておく。
普通にExcel使って都度印刷する人にとっては問題ない仕様。複数のExcelを複数セットガツンと印刷する場合に困るってだけ。そもそもExcelにはシートが印刷する際はやっかいなものであって、複数ファイルに対して、それぞれファイルのシート全部を印刷するという操作はできない。そこに部数という考えも入ってくるからメンドウなのだ。おすすめの方法は一度PDFにすること。Acrobat(有料版)で作成⇒ファイルを単一のPDFに結合として、複数のExcelファイルを指定して、ファイルを結合とする。Excelの全部のシートを対象にPDF化できるので、PDFを指定の部数で印刷してやればよい。Excelシートが中途半端に印刷部数なんざ持っちまうのが問題の根源だ。