大河ドラマ館が2月に浅草で開場したということなので行ってきた。都営浅草線の浅草駅で降りて徒歩数分の距離。大河ドラマは、去年までは妻の業務上のミッションだったが今年はちがう。イチ視聴者だから気楽で楽しいようだ。横浜流星が主演だから若い女子もいるかと思ったらそうでもなく、中高年のオジサンオバサンばかりだった。大河ドラマの視聴層なんてそんなもんだな。舞台は吉原。江戸幕府公認の遊郭で、現代ではその流れをうけて風俗の店が集まった一画があるし、山谷という物騒なところもある。大河ドラマ館の見学を終えてさてどうするかと考えた結果、吉原大門に行ってみることにした。徒歩16分の距離。大門は「だいもん」ではなくて「おおもん」。見返り柳、耕書堂、吉原神社なんかを訪問してきた。浅草駅からはずいぶん離れてしまったので最寄りの三ノ輪駅に向かったら、途中で風俗街を通過してしまいちょっとヒヤヒヤした。黒服っぽいオジサンが通りに出て待ち構えているので目を合わさないようにした。日比谷線の三ノ輪駅は足立に住んでいたときによく通過していたが、そのあたりに降り立ったのははじめて。三ノ輪と吉原がそんなに近くだとは思わんかった。吉原と山谷は限られた区域にあるので、それ以外のところの特に駅前にはデカいマンションもあって便利な街のようだ。日比谷線で北千住と上野のあいだの駅に降りたことなかったわけで、今回はいい機会であり、けっこうおもしろかった。
今週は火木金の3日間出社したから出社率60%。出社する意味を感じられないからと出社率を下げていたら、上司から注意されてしまった。原則出社で理由があれば在宅も可という状況のなか、咳喘息が抜けないからと週1~2日でいいやという見切りでここ最近を過ごしていた。席にいない率が高いと、原則出社の民からやっかみが出るのだろう。サラリーマン歴32年にもなるのでそういうことはよくわかる。コロナ禍があけたことで、出社こそ正義という考え方がジワジワと広がってきている。在宅勤務なんて、サボり放題で仕事にならんでしょ勢力もいる。そやつらの言いたいことはわかるし、現実問題としてサボる可能性はあがるのはまちがいない。対面で顔を合わせてこそ仕事が円滑にまわるし効率がいいというのも確か。管理する側にとっちゃ、自分の目の届く範囲にメンバーを置きたいんでしょ。管理する側には立ったことがなく、管理される側かつ実態として管理なんてされちゃいない勢のおいらなんで、在宅勤務を推進したい。社内の評価はどうでもいいし、やる気だってあんまりないから、無理もないわな。当面は出社率をあげて、悪目立ちしないでおく。
ここ半年くらいの1カ月の残業時間は5時間くらいだった。この2月は残業ゼロとなる見込み。始業前の30分あるいは始業後の30分程度の残業を重ねていたのが先月までだったが、この2月は極力そういうことをなくして、もしそんなことがあったらつじつま合わせてで日中に休憩をとっていた。残業するほどの仕事はないのに残業代をもらうのは間違っているから。残業代って通常業務時間の25%増しであり、会社にとっても効率悪いはず。一昔前まではみなし残業制度というのがあって、20時間分の残業代やるからたくさん残業していいよという社員にとちゃ最悪で会社にとっちゃ効率のいいものだった。近頃はコンプライアンス順守の流れからみなし残業制度が消えつつある。残業時間をきっちり記録してその分の残業代が出る世の中になったのはいいこと。一方で、やることもないのに残業代をかせぐという行為が行われることが問題。ざっくり計算で時給2500円を8時間やれば2万円なんていう感じだから、小遣いかせぎとしてやりたくなるのだろう。少しでも金が欲しいという気持ちはわかるけど、その8時間をもっと有効に使ったほうがいいというのが今のおいらの考え方。きっちり仕事をしての8時間だとしても人生の浪費と感じるし、それによって得た2万円なんて小銭みたいなもの。金なんかにしばられずに、やりたいことに時間を費やすのが吉。徒然草という随筆(エッセー)を今度読んでみようと思う。