塗りつぶしやラスターがCAD図面の中にあると、ベクター図形(線や円)との表示順が重要になります。塗りつぶしやラスターがベクター図形の上に表示されてしまうと、ベクター図形が隠れて見えなくなってしまうからです。逆にベクター図形を見えなくしたい場合もあるでしょう。
Wordとかパワポでは当たり前のように表示順序を制御できますけど、CADの世界ではあまり実現されていないのが現状です。AutoCADではできますけどね。最背面に、最上面に、ある図形に対して上に、下に、という4つの操作があります。これで必要十分条件を満たしているでしょう。
たいていのCADは、ファイル中におけるデータの順番が、画面に表示する順番になります。少し気が利いていると、レイヤ順に表示する場合もあります。さらに気が利いていると、AutoCADのように表示順テーブルを保持しています。表示順テーブルといっても、全図形に対して情報を保持しているわけではなく、特定図形に対してだけ情報を持っているようです。
CAD間のデータ交換で表示順を維持しよう!そんな動きがある中、どういうふうに表示順を保持すればいいか、それが課題です。