建築・土木系CADにおいて圧倒的なチカラがある福井コンピュータHDが、親会社であるダイテックHDを吸収合併するという構図。数年前、ダイテックが福井コンピュータの筆頭株主になったということから、親子関係が成立していた。そして、今回の逆吸収合併というのがおもしろい。合併後に福井コンピュータHDがD&Fグループとなり、ダイテックHDは消滅する。株式交換比率は、ダイテックホールディング1株に対し、福井コンピュータHD0.68株を割り当て交付する。ダイテックの株が68%に目減りするということ。ダイテックが親会社だったとは言え、非上場企業が上場企業の親会社になっていたということからいびつな構図だったのが今回ちゃんとしたということで、ダイテックのDを先にしたのは過去の経緯に敬意を表してということだろう。どちらも持株会社だから、その配下にある会社への影響はほぼないだろう。
この合併によって、福井さんは設備系CADのいいところを取り込める。FA=ファシリティー・オートメーションなんかだろうか。建設業界(建築・土木・設備)のCADが集約してきていて、ユーザーにとってはメリットありそう。国内にはたくさんのCADが残っていて、AutoCADなんかの世界グローバル製品が入り込めないガラパゴス的文化が発展している。いずれは世界が日本を飲み込むのかもしれないが、国内で集約されて日本企業が生き残っていってほしいという気持ちが強い。CADにおいて業種特化は必然なのか。汎用2次元CADはいつまでも生き残れないのはわかっちゃいるけど、その寿命が短くなったと感じる。