古い油の記憶も新しい、11月の半ば。
成城のフレンチで、恒例の行事が行われた。
ここ2ヶ月ブログを更新していないので、
ずっと「古い油」の記事がトップに載り続けていた。
あの厳しい経験を打ち消すためにも、
はやく、この豪華で美味な思い出を記事にしようと
思っていたのだが、なかなか気持ちが乗らずに、
今に至ってしまった。
年も明けた今日、その思い出を振り返ってみる。
妻の誕生日。
去年も来た店、アシェット。
予約時に、家内の誕生日だと知らせておいたら、
デザートの前に、こんなケーキが登場。
粋な計らいだ。
「軽いおつまみ」
~うにが使われたゼリー。
何とも上品で高貴な逸品に、期待が高まる。
「前菜」(私がチョイス)
イベリコ豚の生ハムと自家製スモークサーモン、
柿と人参のヴィネグレットソース
~野菜中心で、さっぱり。いい選択だった。
野菜は見たことないものばかりだったが、
ひとつひとつの味がしっかりしていた。
「前菜」(妻がチョイス)
フォワグラのソテー、あんぽ柿添え、ポートワインソース
~フォワグラ大好きな妻としてはこれを選ぶのは必然。
ただ前菜としてはちと重く、あとに控えるメインを考えると、
選択ミスだったかと反省していた。
「ポタージュ 」
むらさきいもの冷製なんとか...。
~奇抜な色に魅せられた。
「魚料理 」
本日のお魚料理
~鯛。味はよく覚えていない。
「肉料理 」
蝦夷鹿ロース肉のポワレ、黒こしょう風味の赤ワインソース
~牛に比べると断然あぶらが少ない。
赤ワインの色が食欲をそそる。
本当は鴨が食べたかったのだが残念。
しかし、うまかったのは言わずもがな。
「デザート」
フレンチのフルコースで、1人8400円。
巷では、ミシュランガイド東京が発表になった時期で、
1人3万円なんていう高級な店が注目を浴びていたのだが、
我々にはこのあたりがお似合いだ。
あこがれるのは確かだが、背伸びしてもろくなことはない。
上品な街、成城でゆっくりと流れる時間。
ワインを飲みながら、おいしい料理に舌鼓を打つ。
思い出の1ページを飾れたようだ。