CAD日記

主にAutoCADのことについて書いているけど、近頃は投資系ネタに注力している。自動売買、仮想通貨、PC関係、プログラミングなど。@caddiary

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休職について調査して考えてみたこと

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社内で休職するという人がいたので、休職という制度について調べてみて自分のこととして考えてみたのでここに記録してみる。

休職していられる最大の期間は会社によって違う。自分とこの就業規則をチェックしたら「勤続3年以上の者は最長2年(730日)」だった。休職期間中の賃金は支給しないのとのことだが、有給休暇があれば給料はもちろん出る。1年前までの有給休暇は累積させることができるので、最大で40日分の有給休暇を使うことができる。さらには、ストック休暇なる制度があって、1年前までの有給休暇でこぼれてしまった分を最大100日分まで蓄えられる。この休暇の存在は知ってた。5年に一度、5日間とか10日間の休みを取る権利を得た際に、ストック休暇として使うことができる。休職のときはこれも使うことができるから、トータルで140日分=7か月のあいだ給料をもらいながら休めるってことだ。

さらにさらに、疾病手当金なる制度があることを最近知った。健康保険組合が運営しているもので、最大1年半のあいだ、日給の2/3の金額が支給される。年収ではない点がミソで、賞与をのぞいた年収を日割りにして、その2/3が得られるわけだ。年収600万円だとして、うち200万円が賞与ならば残りが400万円。年間出社日数がざっくり200日なので、日割りが2万円で、その2/3は1.3万円ほど。月額にしたら26.7万円。有給がなくなったあとでも、その後1年6か月のあいだ、それだけの金額を得られる。つまり、合計2年1か月ものあいだ、定期収入を得られるわけだ。そして、疾病手当金は退職後ももらい続けることができるというのもポイント。

もちろん、そんな長いあいだ仕事から離れるというのは、その先のことを考えると大いなるリスクとなる。かといって、自分に害を与えるクソ上司やクソ同僚がいるところから、できるだけ長い間離れていたいという気持ちがあるはず。だからこの制度は使うべき。ながいこと同じリズムで働いていて消耗しきった状況から、急に仕事をしなくなるという環境は、フツーに働いているおいらにとっては想像の域を出ない。やっぱ、アレコレ考えてしまって不安が襲ってきて、通常の思考回路になれないと予想する。立つ鳥後を濁さずとか、これまで世話になった会社に迷惑をかけてはいけない。。なんてキレイごとが頭をよぎるのかもしれない。いやいや、そんなドラマのような、聖人のような「いい人」を演出する考え方をしてはいけないと思う。これまで与えてきた恩を返してもらおうじゃないか!って感じで、持っている権利を使い倒すべきと、おいらは考える。ストック休暇を使うために、ボランティア休暇を取ってみようかとすら思っているくらい。

数か月前に、同年代の勤続27年の先輩女性が退職した形は美しくなかった。見方によっては美しいのかもしれないけど、おいらはそんな形を反面教師として学んだ。退職直前まで長い休みを取ることなく、たまった有給休暇をほとんど使うことなくサクっと辞めた。理由は「つかれちゃった」ということだった。あたりがやわらかく、人がよさそうで、ロングワーカーだった。ガツガツと働くわけではなく、地味だけれどもコツコツと積み重ねていくタイプで、おいらはいつも影から彼女を応援していた。そろそろ、失業保険の支給が始まっただろうか。いや、きっとじっとしてられなくて、どこかの小さな企業で、新しい仕事人生をを築くべくこれまでと全く違う仕事をし始めているんじゃないかな。。話がそれた。

辞めちゃおうかなって考えは、おいらのなかにもある。今のところ、その臨場感は小さいけど。。毎晩22時まで働くなんて社畜はやめた。今日だって、19時半に会社を出たくらいだし、平均すると20時くらいには帰宅の途についている。いくら長く仕事したところで、結果が出なければ意味はなくて、結果が出ないのに長く仕事をしていても逆効果だということが、最近わかってきた。できないから長く働くなんてのは最悪。一番いいのは、できる人間が社畜になるってことだろう。会社にとっても、その人間にとってもいい結果をもたらす。そんな人間が管理職(上司)になっている環境なもんだから、自分のコピーを求めるべく、長く働かせるのだと思う。おまえらみたいな社畜にはなりたくねぇぜってのがおいらの結論。多くの人間が苦しそうな顔して働いているなかを、静かに、、それでいて堂々と胸を張って帰宅することにも慣れてきた。

自分らしくあるためには、自分に対する抵抗勢力とどう向き合うかを考えなければならない。アラフィフはいつまでも勝ち続けられない。幼少のころに、自分は選ばれし人間だって思っていたけれども、とうの昔にそんなことはなかったと気付いていた。気付いていたというのも幻想で、今ホントーにそれに気づいたってことなのかもしれない。おもしろおかしく過ごしていきたいならば、妙な義務感や過去の価値観にしばられるのはやめたほうがいいよ。

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