Autodesk Users Group.
略してAUG。
近頃、このサイトから目が離せない。
この組織、Autodesk製品(主にAutoCAD)のユーザーが集まって、
あれやこれやと活動している。
Autodesk社も活動資金などを提供して、応援しているらしい。
以下4点を主旨としている。
・各種テクニックの開示やツールの提供によるユーザの生産性の向上
・ユーザ相互の交流の場の提供
・製品に対するユーザの提案や要望をオートデスク社へ提言
・新製品の情報公開
(AUG-JPサイトより転載)
気になっているのは、これ!
「ペーパ空間をモデル空間へ書き出し」
AUGがAutodesk社に対して毎年提出している、WishListなるものがある。
ユーザーがAutodesk製品(主にAutoCAD)を、より使いやすくするための
希望をまとめたもの。
トップ10までをAutodesk社に提出するそうだ。
「ペーパ空間をモデル空間へ書き出し」は、2006年の結果で5位。
確か、去年と一昨年は1位だったと記憶している。
過去3年のWishリスト投票人数を拾ってみた。
2006年 187人
2005年 226人
2004年 303人
年を追うごとに減少している。
右肩下がりとも言う。
Autodesk製品の使用ユーザー数を考えると、非常に少なく感じる。
何を隠そう私もこの3年間、投票していたりする。
そして、3回とも「ペーパ空間をモデル空間へ書き出し」に投票している。
(1人につき10票入れることができるので、これだけに投票したわけではない)
Autodesk社が現在公開している、レイアウト-モデル変換ツールの
Alpha版に対するバグ報告や要望を募っているのがここ。
熱い戦いが行われている。
機能追加要望の是非をめぐって...。
興味深い。
ユーザー会のメンバーによる発言、それをとりまとめるユーザー会の理事。
発言の中にたまにあらわれるAutodesk社の姿勢。
学ぶことが多い。
>発言の中にたまにあらわれるAutodesk社の姿勢。
これはずっと前から気になっています。
Autodeskは大企業なのに、ユーザーがAutodeskの方針に気を遣う必要があるのかと?
ユーザーの立場での意見だけで良いと思うのですが、後はAutodeskが判断する事。
どこに足を置いているんだか良く判らない・・・
AUGの理事クラスのメンバーの書き込みなので、
Autodeskサイドに気兼ねしているのではないか? と想像します。
ユーザーグループとしての立ち位置としては、やや不安定な気がします。
Wishリストの投票数の少なさから言っても、微妙な組織だと感じます。
Autodeskは、でかくなりすぎたのでしょうかね。
>何を隠そう私もこの3年間、投票していたりする。
>そして、3回とも「ペーパ空間をモデル空間へ書き出し」に投票している。
私の立場としては、確かに微妙な判断です。
この機能の市場性を広げたい。
それには、本家AutoCADがこの機能を実装するに限ると。
ニーズはあるはずなのに、いまいち認知度が低いのは、
この発想(レイアウトのモデル変換)があまり知られていないからだと考える。
そして、機能的な面で優位に立ちたい。
無謀な挑戦だという気もするけれど。