CAD日記

主にAutoCADのことについて書いているけど、近頃は投資系ネタに注力している。自動売買、仮想通貨、PC関係、プログラミングなど。@caddiary

AutoCAD

AutoCAD2012

投稿日:

今年も出ましたAutoCAD。
まだ2011年の4月だというのに、2012なんて付けるのは馬鹿げている。
と、お決まりの文句を言っておくのがおいらの恒例行事。
3年ごとのデータのバージョンアップは来年だから、
今年は放っておけばいいだろう、ぐらいに思っていたところに、
何やら図面ビューというオブジェクトができたらしい、
という情報が入ってきた。
AutoCAD2012のカタログから、関係するところを引用する。
【3Dモデルから図面を自動作成する】
3Dモデルを参照して、投影ビューを自動作成できます。
図面ビューは、ビューポート間で関連付けられ、
ベースのビューと投影ビューに親子関係が設定されます。
モデル空間に3Dソリッド、サーフェスのデータがない場合は、
Inventorプロジェクト、Inventorモデル(ipt、iam、ipnファイル)を
ベース ビューとして選択できます。
ビューポートの3次元モデル特化版オブジェクトか?
ビューポートでも同じことができそうな気がする。
SolidWorksのビューとほぼ同じとも言える。
3次元モデルを特定の方向からみた形状で2次元化した絵が出る。
とりあえず、オブジェクト名は図面ビューということにする。
AutoCAD2012で図面ビューを描いた図面を保存して、
AutoCAD2011で開いてみたら、プロキシ図形だった。
そして、何やらこんこんと説明した文書がそこに書かれていた。
まぁ、下位互換があるわけないから、それはそれでよい。
ペーパーモデル化ツールでの対応をどうしたものか。
現状では、AutoCAD2011と同様、こんこんと説明した文書で変換される。
図面ビューをプロキシ図形としてしか扱えないから、当然そうなる。
Teigha(旧DWGdirectまたはOpenDWG)のAutoCAD2012対応版が出てくれば、
図面ビューとして扱えて、explodeできて、2次元の基本図形に展開できるだろうか。
ちょっと、期待しておこう。
ちなみに、AutoCADの「モデルのレイアウト書き出し機能」では、
図面ビューを見た目通りに変換できるらしい。
本家にはかなわない。

-AutoCAD
-

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

TeighaとObjectARXの相違点

ObjectARXはAutoCADのカスタマイズ環境のうちの最も高度なことができるもので、Teighaは別名ODAとも呼ばれるDWG互換CADの基盤となる環境。TX(Teigha eXtention) …

no image

DRAWINGVIEW

AutoCAD2012で増えたオブジェクトの一つにDRAWINGVIEWがある。 日本語では図面ビューと表現される。 AutoCADで実際に描いてみたから、確かな情報だ。 3次元モデルを2次元の平面に …

AutoCAD 2022のコードネームはSequoia(セコイア)つまり大木ということか?

AutoCADのコードネームに興味あるなんていうキトクな人向けに年に一度贈る最新情報。 2011年から始まったアルファベット順に命名するシリーズも12年目になるのか。。 今年はSから始まるので、sag …

no image

XCLIPのネスト

某変換ツールのデータ調査で、遭遇してしまった。 XCLIPのネスト。 担当者からの事前情報で、XCLIPが多用されているということは あらかじめ把握していた。 かなり、嫌な予感はしていた。 XCLIP …

no image

レイアウトのモデル化

レイアウトをモデルに変換するプログラムってどんだものだったかと、 忘れかけた記憶を呼び戻して書いてみる。 1.全レイアウト名取得  ブロックセクションからブロックレコードを全部読む。  レイアウトフラ …