バースデー恒例の家でパーティー。
成城にくりだし、金に糸目を付けずに食材を手に入れる、
はずだった。
メインはキャビア。
高級食材を揃えている成城イシイへGo!
11,800円だった。
断念した。
昨年のクリスマスには8,000円だった。
8,000円のものを買うなら、11,800円のものを買えそうなものだが、
桁が1つ上がることの影響が大きかった。
また昨年の場合は、8,000円のものと25,000円のもので2種類あったので、
安いほうを躊躇なく買うことができた。
25,000円は高すぎるから安いほうだな、という考え方。
しかし今回は選択肢が1つしかなくて、それが1万円オーバー。
断念せざるをえなかった。
代用キャビアが売っていた。
544円なり。
安い、安すぎる。
ランプフィッシュという魚の卵。
代用キャビアは良い言い方で、悪い言い方をすれば偽物キャビア。
我々のコンセプトから言えば、こんなものを買うわけにはいかなかった。
でも、ものは試しということで買うことにした。
その時妻は、こんな偽物を食べる自分をみじめに感じて、
めまいがしたそうだ。
家に帰って、開けてみた。
見た目は、まあまあ。
少々小粒な感じがする。
着色されているな、ということがわかる。
後で調べたところによると、イカ墨で着色しているそうだ。
食べてみた。
食感はまるで違う。
プチプチ感がまるでない。
塩辛さだけが、口の中に残る。
生臭さが強い。
544円という値段が、マイナスイメージを後押しする。
妻の「もう見たくない」という一言により、
食卓から姿を消した。
さて、ランプフィッシュ。
どんな魚なのか興味がわき、調べてみた。
衝撃的な写真を見つけた。
ここをクリック。
著者は、「落武者の生首」と書いている。
言い得て妙。
キャビアは残念なことになったが、
そこそこの食材を集め、パーティーは良い形をだすことができた。
やれやれ。