Vistaは手強い。
XPと同じ感覚で使おうとしても、うまくいかないことが多い。
今日は、エクスプローラのコツについて触れてみる。
1.システムメニューがない
ファイル(F)、編集(E)、表示(V)...と並んでいるやつ。
普通なら当たり前のように、上部に並んでいるはずのメニューが存在しない。
例えば、フォルダオプションを変えようという場合、
ツール(T)開くわけだけれども、メニューが存在しないから、さて困った。
「整理→フォルダの検索オプション」がフォルダオプションだということに、
気付けばそれも結構だが、やはりツールメニューからいくのが気持ちいい。
Altキーを押してみよう。
あら不思議、システムメニューが現れた。
Altキーを押すごとに、システムメニューが出たり消えたりする。
ある人に教えてもらった裏技的なテクニック。
2.ネットワークコンピュータの参照
エクスプローラからネットワークをクリックすると、
つながっているネットワーク上のコンピュータが表示される。
これが遅いことこの上ない。
XPまでだったら、ドメインの一覧が出る。
ドメインを展開してはじめて、コンピュータの一覧が出るためそれ程遅くない。
Vistaの場合は、ドメインは関係なく全てのコンピュータが出るため
極端に遅いと考えられる。
会社で試したところによると、ネットワークの一覧を出し切る(グラフが止まるまで)のに
30分程度かかった。そして、全てのコンピュータが出切らない。
肝心の参照したいコンピュータが出ない!
いろいろ調べたところ、これはVistaの仕様らしい。
コンピュータの一覧を出すような機能は、今後やめるそうだ。
いまいちはっきりしないところだが、セキュリティーの考えを進めるためらしい。
ではどうしたらよいか?
スタートメニューを開いたとき、すぐ上の「検索の開始」と出ているところ。
ここに、¥¥コンピュータ名¥と入力すると、
そのコンピュータの共有フォルダが、上部に表示されるので
見たいフォルダをクリックする。
エクスプローラが、その共有フォルダが開いた状態で起動する。
これが私の知っている唯一の答えなり。
3.左側のウインドウが上下に分かれている
上に「お気に入りリンク」、下に「フォルダ」が表示されている。
お気に入りリンク?
そんなの必要ない!
フォルダだけ表示されていればよいのに、余計なものが...。
どうやったら消せるのか?
いろいろ試したがわからず、あきらめかけたときにふと頭に浮かんだ。
上下の境界部分(フォルダと書いてある部分の上の線)を掴んで、
上にひっぱり上げればよかった。
単純な話だった。
Vistaによる変化は、とても大きいと思う。
Windows3.1のファイルマネージャが、Windows95でエクスプローラに
なったときの衝撃も大きかったが、Vistaによる変化のほうが大きく感じる。
しかし、いつの間にかこれが当たり前になるのだろうな。