「オーバーヘッド」
ここ数日、どうしても思い出せなかった言葉。
今日、思い出した。
コンピュータのある処理を高速化するために、
あれこれと対策をしている。
そのレポートを書いていて表現したかった言葉だ。
高速化を阻む要因であり、無駄な処理時間のことだ。
オーバーロード?
オーバースペック?
この言葉が頭に浮かんだきりだった。
かなり近い語感だ。
惜しかった。
思い出せなくて、やりきれない時間をもんもんと過ごした。
たかが言葉の一つや二つ、別の表現をすればいいのに、
どうしても思い出したくて、あれこれと思考をめぐらした。
本来の目的であるレポート書きに集中できず、
思い出すことに気持ちが移ってしまい、挙句の果てに全てを投げ出し、
レポート書きが中途半端になってしまった。
思い出そうとしていると、だんだん不安になってくる。
そんな言葉、本当にあるのだろうかと。
これだけ思い出せないということは、
ただの妄想なのかもしれない、とか。
思い出すときというのは、あっけないものだ。
フワッと頭に浮かぶ。
つまらないことに時間を費やしてしまったものだ。
まさにオーバーヘッドか。