飲み会の幹事というのは重い仕事だ。
とくに会社の打ち上げのように、仕事の一部と言ってもいいような
たぐいのものは、やっかいで難しい。
少し前に体感した幹事の苦労を、具体的な数字を示してここに記す。
予算達成の打ち上げを開催することになり、幹事に指名された。
参加対象者は、自分を除いて8名。
最初に各自のスケジュールを聞いた時点で、1名が不参加を
表明したので7名となる。
これは想定の範囲内だった。
各自のスケジュールから、適切な日取りを決定。
それを通知した2日後に、1名が急な仕事が入り参加できなくなる。
他のメンバーのスケジュールを考えて別の日を提案したが、
その日もダメということなので、その1名は不参加決定となり6名となる。
仕事も忙しいのだろうが、きっと行きたくない気持ちが強いのだろう。
一週間前の時点で、店を決定して7名で予約を入れた。
料理のコースを頼んだので、人数の増減がある場合は
前日までに電話する必要があることを胸に刻んだ。
その時点の6名と不参加が決定した2名に、急な不参加や
急な参加がある場合には前日までに連絡がほしい旨のメールを出した。
前日になり、1名が辞退の申し入れをしてきた。
いろいろあって、酒を飲んでいる気分ではないとのこと。
うんうん、きっといろいろあるのだろうと思い、了解した。
店に電話して、1名減少したことを通知。
この時点で、参加メンバーは5人になった(自分を除く)。
当日。
体調不良で休むと電話してきたメンバーが2名。
ドタキャンだった。しかも2名。
体調不良と言われれば、お大事にとしか言えない。
参加メンバーは3名に激減。
料理を予約している関係で、その2名分の減少は調整ができない。
こうなってくると、幹事としては黙ってみていられない。
急遽、外部からゲストを呼ぶことにした。
以前、打ち上げに呼んだことのある人と、仕事上の接点が強い人の2名。
当日のお誘いということで、厳しいものを感じながらの連絡であったが、
両名ともに快く参加してもらえることになった。
(一応触れておくと、今回の打ち上げ費用は全額会社負担なので、
参加者の負担はゼロ。)
参加者5名となり、自分を入れて6名で打ち上げが行われたのだった。
ゲストの方を中心にたいへん盛り上がった。
打ち上げという意味合いは薄くなったものの、幹事としての役割を果たせた。
やれやれという感じだ。
8名が3名に減少していく過程を見ていくと、様々な事情がある。
どれが良くて、どれが悪いというふうに一線を引くことはできない。
協調性のない人間が多いのだろうか。
打ち上げなんてやりたくないという雰囲気が広がっていたのだろうか。
幹事としてのおいらの力量が足りなかったのだろうか。
他の誰かが幹事をやったらどうだったのだろうか。
いろいろと考えさせられることがある。
この経験を生かして、次回は有志のみで飲み会をやろうと思う。
来たくない人間を無理に誘っても無駄で無意味だということがよくわかった。
飲み会の幹事
投稿日:
執筆者:cad