帰国してから1日が経過。7年ぶりのバリ島旅行。コロナ禍前は毎年のように行っていた海外旅行が7年ものあいだ行けなかったわけで、いやはや世の中どうなるかわからんもんだ。今年行ったんだから来年も行けると信じているが、コロナ禍再びだったり第3次世界大戦勃発なんてことになるやもしれん。世界情勢の変化は激しく、ロシアのウクライナ侵攻やイスラエルVSパレスチナ紛争の激化はヤバい。日本のような島国に住んでいるとわからんが、地続きで他民族がとなりあっていると地域紛争がある。
あとは宗教。キリスト教、イスラム教、ユダヤ教、ヒンドゥ教、仏教。日本は仏教と神教があるが、日々の生活に関係ないもので葬式やら結婚式でその存在が明らかになる程度。インドネシアはイスラム教。ところがバリ島だけはヒンドゥ教で、かなりゆるいヒンドゥ教(バリヒンドゥ)なもんだから豚肉を食ってもいい。インドネシア全体だと9割の人がイスラム教なのに対して、バリ島ではヒンドゥ教が9割。絶対的な観光地なだけに、宗教色をうすめていったのだろう。バリ島にはバビグリンという豚肉の丸焼き料理があって、うまいらしい。街角のそこここで売っていて、地元の人にも観光客にも人気。8回ほどバリに行ったことあるがいまだに食ったことないのは、妻が臭みのある肉料理が食えんから。おいらとしてもどうしても食いたいわけではないので問題なし。
現地空港での入国審査と出国審査が楽ちんになっていた。ICカード付きパスポートを機械に読み込ませた上で顔認証するだけ。係員にパスポートを渡してちょっとしたやりとりをして判を押してもらうなんて手続きがなくなったのはナイス。空港でならんだのは荷物検査くらい。英語が苦手な我々にとっては素晴らしいIT化。こうやってIT化が進めば、いろんな手間がなくなっていいことだ。日本のマイナンバーカードももっともっと活用していきたいやな。
今回の旅でも本を数冊読んだ。そのうちの一冊が「一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書」。高校3年生の3学期の成績が5段階中1だったのが世界史。1学期5、2学期3、1学期1という感じで徐々に落ちていった。理系大学受験の影響だから当然っちゃ当然。世界の歴史なんか習ったって役に立たんだろう。。というのは学生が勉強しない言い訳。50歳を越えるくらいから世界史に興味がわいてきた。世界史で学ぶのはヨーロッパ、中東、インド、中国の4つの地域だけ。アフリカは迫害の歴史はあっても文化的な発展が低い(相対的に)し、アメリカなんて西暦1500年くらいに発見された大陸で、オーストラリアはその100年後くらいに入植したような近代のもの。中国の三国志時代、始皇帝、アヘン戦争、日清戦争なんてあたりは少し知っていた。
共産党と国民党と激しい主導権争いに勝ったのが共産党であり現代につながっている。国民党は台湾に移って資本主義国になった。とは言え、一つの中国という理屈で台湾は国として認めらていない時代が長く続いている。オリンピックは国と地域の祭典だからチャイニーズタイペイで参加できている。台湾で観光したときに蒋介石の像があったけな。中国経済の雲行きがあやしく地価下落やらでヤバい。経済がヤバくなると政治的にも不安定になるわけで、中国の台湾侵攻がいつ行われるやもしれん。香港が政治弾圧されて吸収されていったのは地続きだからだけど、台湾ならそう簡単ではない。日米の基地も近いわけで、戦争になっちゃうのかも。怒った中国が沖縄を占領なんてことするやも。。ともかく、世界史をよく知っておくことは素敵なこと。歴史を学んで今後のことを考える材料にするため。