【走れメロス】
太宰治の人間失格を読んで以来、そのストーリー性に取り込まれてしまっている。人間の内面に深く踏み込んだ良作だからこそ、多くの人を引き付けるのだろう。ただ不幸になっていく暗い話ということでもなく、ユーモアにあふれている面があることにも気づいた。道化という言葉がよく出てくる。お道化る(おどける)とも言う。昔の日本の言い回しでなかなかピンと来ないので、我々にはピエロということになる。ピエロはおもしろいヤツだが怖いってのが、映画IT The ENDのペニーワイズだよなぁって思い至る。タクシードライバーもそうだったし、バッドマンのジョーカーも同じ。国も時代も違うが共通性を感じる。その太宰治が書いた作品で一番有名なのが走れメロス。教科書に載っているから誰もが読んでいる短編小説。親友のセリヌンティウスを人質として置いておき、メロスは妹の結婚式に出席してから、再び王の元に戻って来れるかという話。少し遅れて戻ってこいと王にささやかれる。人質は殺されるがお前は助けてやると。なんだか突拍子もない話にも思えるが、状況設定と人間の葛藤をよく表した良作。饗宴夫人もおもしろかった。こういった短編がいっぱいあるので、よーく読んでみよう。古典的な作品のよさに触れてみようじゃないか。
【BLOCKの混迷】
BLOCKは図形をまとめて扱うというだけの構造だと思ったら大間違いで、とんでもなく奥深いものであることを痛感した。画層との関係で迷宮に入る。画層には表示/非表示/フリーズがあって、フリーズがまた難しい。表示しない上で編集できないという位置づけで、だったら非表示というのは編集できるってことになる。非表示かつフリーズという状態もあるが、まるで意味をなさないような感じがしているので深入りしないようにしている。BLOCKが非表示の画層に属していたら、中の図形はその図形の画層が表示だったら表示するが、BLOCKがフリーズの画層に属していたら、中の図形は中の図形の画層の状態に関わらず表示しない。ブロック配置の中の図形という親子関係において、親と子の権限がそこそこ独立して存在しているという感じで、親が絶対的に強いということではない。親に権力があるってのが自然なような気がするんだが。。さらに言うとクリップとネストと外部参照がヤバい。ブロックを分解したら、今まで見えていなかった巨大な図形が現れるという現象に遭遇するのはクリップの呪い。2重や3重ならまだいいが、いくらでも多階層にしていける構造は悪魔的。外部参照は別ファイルを結びつけることで、絶対パスで遠く離れたところにあるたくさんのファイルをネットワーク上に結ぶつけられちゃったら管理できん。あとはBYBLOCKか。BYLAYERの進化系の属性で難解するぎる。AutoCADの初期の頃はこんなにややこしいものではなかったはずだ。後付けでいろんな機能が付いた結果。増築増築で迷宮のようになってしまったBLOCK。だからこそ、その謎を解明していく喜びもあるってことだ。
【退職金】
32年と6カ月の成果である退職金はいい金額になる。生々しい数字は出さないが、その大枠を書いてみたい。2つあって、退職一時金と確定拠出年金。前者のほうが大きく、これをどうやって受け取るかで二択ある。一括でもらうか年金に加える形でもらうか。一括だと退職金控除を受けられるのに対して、年金にするとその総額によって税金をとられてしまう。なので一括にするわけで、控除の上限を計算したら1700万円くらいでその枠に十分収まることがわかり、税金を払わなくて済む。確定拠出年金は、退職後6カ月以内に自分で手続きして、辞める会社の管理ではなく個人または移る会社の管理化にする。つまり現金化する必要はないということで、ほぼそのままの状態で続ければよし。そんだけの話だ。大きな金が入ってくるって言ったって、それを使うアテなどない。家のローン、子どもの教育費、親の介護なんてものはまるでない。老後の資金が少し増える程度のこと。有給休暇ということでは、年度の11日を捨てることになってしまったが悔いはない。ストック休暇100日も捨てる。休職したときにしか使えないクソ制度なので仕方なし。人事とのやりとりがはじまって、いよいよだなという感じ。我が教訓を書きあげたので来週ここに書いてみよう。