MSDN(VisualStudioサブスクリプション)を契約してみたのが数日前で、その後金を振り込んでAdobe Signで署名したのが今さっき。マイクロソフトさんが署名してきたら契約完了となって使えるようになる。
※MSDNと言っているのはVisualStudioサブスクリプションなわけだけど、長ったらしいので古来の言い方であるMSDNと呼ぶ。
普通の開発者なら会社が買ってくれるMSDN。会社を辞めて独立となったら、バッサリとその権限を切られてしまうので自分で買うっきゃない。個人や小規模事業者ならCommutity(無料)を使えばいいじゃんという考え方もあるが、それはあくまでVisualStudioだけの話。開発用にOSやDBをセットアップして使えるということ、Azure DevOpsでソース管理するって場合には用を成さないので、熟慮の末に高価なMSDNを買うことにした。
マクロソフトから買うのがいいかと思いきやそうじゃないことはすぐにわかった。月単位で月額$45は安そうに見えて、年額にすると7.5万円くらい。でも、これには開発用のWindows、Windows Server、Windows Embedded、Microsoft SQL Serverを使うことができない。この月額$45ってのはクラウド・サブスクリプションでマイクロソフトからしか買えないモノ。マイクロソフトサイトには他にStandardというのがあって、これを標準サブスクリプションと呼ぶ。月額$100(実際は99.99だが切り上げ)で年額20万円もする。
この標準サブスクリプションをサードパーティーから買うと半額程度になる。
nPress ECストア。Visual Studio Professional Sub MSDN(新規3年契約分割1年分) 91,960円(税込)を購入。3年契約一括払いの279,400円(税込)が1年×3よりも少し高いのが謎だったので質問してみた。支払いが銀行振り込みだけなので、3回振り込むとその手数料がかかるからその分少し安くしているとの回答。ネット銀行から月に何回か使える他行手数料0円を使えばいいんだから1年で契約するべし。ここが最安だったので購入。
LICENSE ONLINEで買うこともを検討するもやや高く見送り。このサイトを運営しているのがアイティクラウド(ソフトバンクグループ)。昔々は、ソフトを買う場合の選択肢がソフトバンクとソフトウェアジャパンだったけな。その当時のソフトバンクは消滅していて、孫さんのソフトバンクはその知名度が高い名前を買ったというのは有名な話。上に挙げた製品の価格が100,413円(税込)。8千円ほど高い。この価格差は大きいわけで安いほうから買うよな。
OSDNは、Open Source Development Networkの略で、かつて存在した日本向けのオープンソースソフトウェアプロジェクト向けのホスティングサイト。ほんの数か月前までは、VisualStudioサブスクリプションやMSDNでググると、ここで6~7万円で買えるという情報がヒットしていたが現時点ではそんな情報は皆無。2025年3月31にサイトが閉鎖されたことによる。その時点では中国企業のOSCHINAが運営していたが、接続が不安定な状況が続いていて結局破綻したということ。そもそもSourceForge.netの日本語サイトとして独立したOSDNだが、SourceForge.netの不祥事がヤバかったようだ。無断でアドウェアをバンドルして稼いでしまったとのこと。そんなOSDNで6~7万円でMSDNの標準サブスクリプションを買えたというのは、OSDNの最後のあがきとして安売り商売をしていただけなのかもしれない。とは言え、安ければ安いにこしたことがないのだから1年前の時点ではまだ買えたのかもしれず、残念だったと言える。どこから買おうと、結局のところマイクロソフトさんが提供するサービスだから買ったもん勝ちだったはず。
ということで、選択肢は3つ。マイクロソフトで高いものを安心感を持って買う。nPressで最安を買う。アイティクラウドでちょっと高いのを買う。この3つは日本語サイトで買えるというメリットがある一方で、日本以外だったら他にもあるんだろうな。来年更新するときは、海外のもっと安いところから買うことを検討してみるのもおもしろそう。
参考記事はこちら。
Visual Studio のライセンス料をわかりやすく解説する