毎年恒例のAutodesk社のイベントに参加してきた。
今年は、Autodesk University JAPAN.
今年の記念品は、500円分のQUOカードだった。
ただでさえ無料のイベントにおいて、さらに金券をもらって
帰るのは心苦しかったので、安藤忠雄氏が中心となって
運営している、桃・柿育英会に1000円寄付してきたのは、
我ながら立派な行動だったと思う。
さて、イベントの内容だが、展示や多数のセッションが目玉だ。
おいらは、それらを無視して、安藤忠雄氏の基調講演を聞いて、
終わったらサッサと会社に戻ったのだった。
建築家・安藤忠雄が、この東日本大震災の後、何を考えて
どんな活動をしているのか知るために、本人がしゃべる場が
用意されるならと、去年に引き続き聞きに行ったというわけだ。
以下、聞きながらメモった資料をみながら振り返ってみよう
・これまでの日本はなんだかんだとなんとかなってきた
・東日本大震災が発生した今回はどうなるだろうか?
・2030年へ向けた復興会議で15%のエネルギー削減を提案
・7.5%を省エネでまかない、7.5%を自然エネルギーで代替する
・遺児育英基金は、1日150人が集まり続けて1.3万人になり、28億円集まった
・協力企業から事務員を7人募り、その人件費は企業持ちにしている
・世の中捨てたもんではないが、ここにいる人たちは捨てた人ばかり(笑)
・頭は遺伝する
・アジアの中で日本は一番遅れている
・大阪から広島まで歩いて帰るような野性味が必要
・建築は大きさではない、心だ!
・自分の意識を変えていかなければならない
・3年後には、日本とアメリカはつぶれる
・すきまは自分でみつける
・大阪と神戸と京都は仲が悪い
・大阪湾でシャチを3匹飼う提案は却下された
・怖がってはいけない、挑戦すべし!
・東北に何をつくるかでいうと、学校だ
・秋田国際大学は、英語のレベルが高く東大クラスの教育をしている
・2020年オリンピックは、東京と東北でやる
・目の輝いている子供をつくる
・日本人は勇気を持って恐れずに!
以上、おもしろトークを交えつつ、とても興味深い発言が多かった。
前向きになれるし、新しい何かをはじめてみたくなる。
行動力って重要なんだなということがわかるし、何にでも興味を持って
つきつめていくことの重要性がよくわかる。
世の中の常識にとらわれていないね、このおっさんは。
おいらのような極普通の人間にはまねできないけれど、
ちょっとしたところからでも一歩を踏み出したくなってくる。
もし、来年もこういう講演を東京でやるなら、ぜひ聞きにこよう。
それまでに、おいらがどれだけ変わっているかが楽しみでもある。
Autodesk University 2011
投稿日:
執筆者:cad