最近読んだ本です。
ミステリー本なんですが、最後まで読んでも犯人を教えてくれません。
犯人がわからないまま、終わってしまいます。
え?終わりかよ! って感じです。
巻末に袋とじで「推理の手引き」というのがあって、
よーし、これを読めばわかるのかと思って、読みましたが、
やはりわかりません。
手引きを元に読み返してみましたが、やっぱりわかりません。
一度読んだ本を、直後に読み返すというのは、不毛なような気もしますが、
読み返さずにはいられませんでした。
ネットで検索しても、いまいちはっきりしませんでしたが、どうやら美和子か駿河のようです。
見解がわかれているようですけど。
激おもしろい本というわけではありませんが、印象に残る一冊です。
東野圭吾の本は、興味深いです。
今読んでるのが、ドラマ化もされる「白夜行」なんですが。
分厚くて、なかなか読み進められません。
まだ20ページくらいです。超お勧めらしいので、おもしろいんでしょうが、
波に乗れてない感じです。
結局、少し前に読んで傑作だと思ったトキオを読み返したりしてます。
あと「容疑者Xの献身」を早く読みたい。
直木賞候補になって、週刊文春ミステリー大賞を受賞した本です。
早く文庫化されないかな~。
2年くらいは待たないとダメですね。
「私が彼を殺した」東野圭吾著、読んでみました。
「私が彼を殺した」東野圭吾著、読んでみました。 「東野圭吾」著、5作目。この作品も面白かった。 前回読んだ「どちらかが彼女を殺した」の練馬警察の「加賀刑事」が登場し大活躍です。どうやら加賀刑事は他の作品にも登場してるらしいですね。流行作家である「穂高誠」は本当にやな奴に設定されてます。結婚式での穂高誠の毒殺を自殺した「浪岡準子」になすり付けようとする各容疑者。女流詩人「神林美和子」とその兄「神林貴弘」との間の禁断の関係、穂高事務所運営の脛に傷を持つ「駿河直之」の暗く切ない過去、穂高誠に弄ばれ傷つけられた編集者「雪笹香織」の3人が殺意を抱き、それぞれが「自分が殺した」と思っている。各章、3人の容疑者がそれぞれ一人称で物語を進めて行く、どの章も心理描写やストーリー展開は素晴らしく一気に読める。ラストの部分で登場人物が全員集合した場面での「加賀刑事」の推理は非常にワクワクし盛り上がった。自分的には「犯人が謎のまま終る」推理小説は初めてかもしれない。最後は犯人を謎解きで教えてくれるもんだと「サーッ」と読んでいたので犯人を特定できず、もう一度読み返す破目になってしまった・・・。そんな「愚痴」を言ってますが、今回も期待を裏切られず大満足でした。