5年ほど通っていた美容院の美容師が辞めた。
あまりうまくはなかったが、髪を切ってもらいながら会話をかわし、
楽しいひと時を過ごしていた。
20代後半の女性で、明るく元気な人だった。
転職して、美容師ではない職に就くということだった。
美容師という職業は、なかなか厳しいようだ。
さて、そうなると別の店を探さなければならない。
私の住んでいる地域には、美容院がたくさんある。
これでもか、というほど大量にあるので競争が激しいだろう。
通いなれた美容院に行かなくなってから、2つの店で切ってもらった。
いずれも、あまりしっくりこなかった。
今日、妻の行っている店に行ってみた。
駅から少し離れた立地だが、店内は広い。
8つの席があり、8人のスタッフがいた。
予約時に、男性のスタイリストにお願いしたい、というリクエストをした。
男の髪を切るなら、同じ男のほうがよくわかるだろうから。
いい店だった。
以下、私が考えるよい美容師の条件を3つあげてみる。
1.提案できる
2.技術が高い
3.適度な会話
すべて合致していた。
3つのうちで最も重要なのは、「提案できる」こと。
ここ10年ほど、ずっと同じ髪型を続けてきた。
長さの違いはあったにせよ、
「真ん中から分けて、やや後ろに流す」というスタイルだ。
今時の流行にあまり興味はなかった。
これしかできないという自分の思い込みがあった。
新しい形は、「分け目をつけずに、ボサボサ感を演出して、前に流す」。
この形になりやすいようなカットをしてくれた。
まさに、生まれ変わったようだ。
「ニュー自分」で、明日から仕事をがんばろう!