東京駅から上総一宮までは特急わかしおでちょうど1時間。東京駅は京葉線ホームだというのが注意点。うっかり総武線快速のホームに行っちゃって、気付いた時点で京葉線まで向かうにしても20分くらいかかるので乗り過ごすなんてことがよくある。社会人1年目の研修で、そんなまちがいをしでかしたヤツがいたっけか。今日向かうのは会社の保養施設でもあるホテル。高校の同級生を連れて行くのは最初で最後になるだろう。おいら含めて7人の大所帯。54~55歳のオジサンの団体。同級生に会うと、若い頃を思い出してはしゃいでしまうという特性があるので注意しなければならない。当然ながらおいらが幹事なので、しっかり管理統率しよう。この会は北千住で飲むというのが定例であるところ、たまには泊まろうじゃないかというおいらの提案を受けて6人のヒマなオジサンが参加してきた。車で来る組は車3台で5名、電車組が2名で、現地ホテル集合。18時からの宴会が必須到着時間で、チェックインの15時に来るのもいるだろう。おいらは上総一ノ宮駅に15時に着くのではやいほうになるだろう。幹事としてはやめにに着いておくことは義務だから。レストランでうまいものをたらふく食って、二次会は部屋でもいいし、カラオケサロンなんかもあるし、現場の雰囲気で決めればよし。料金は格安で、おいらは社員だから6千円くらい。同級生は友人価格で1万円。この物価高の世界観の中で、一泊二食付きでこの価格はめちゃ安い。同格のホテルに泊まったら3万円くらいすることだろう。ホスト側としてゲストをよーく接待してやろう。
ここ最近は、出社して自席で仕事していると周囲で不穏な会話が継続的にされていて仕事にならんので、イヤホンして音楽を聴いている。スピッツのアルバム「ひみつスタジオ」をヘビロテ。ひたすらグルグルまわして聞いていても飽きないのがスピッツの曲。収録曲の「大好物」は、「きのう何食べた?」の主題歌だし、その他の曲もテレビ、映画で使われたものがある。スピッツってホントいいよなぁ。発売が2023年5月なのに対して、おいらがこれを買ったのがつい最近。丸2年もアルバムが発売されていたことに気付かなかったのか。スピッツファンとは言い切れない。とはいえ、金出してアルバムを買ったという時点でファンの片隅に入るだろう。不穏な会話というのは、炎上プロジェクトにおけるパワハラ的な会話。クソ上司が特定メンバーを攻撃していて、そのメンバーはひたすら防御しているという構図。いつか、耐えきれなくなって反撃にまわるのか、静かに退場することになるのだろう。なんてやりとりを近隣の部外者であるおいらが聞かされるとは困る。なもんで、イヤホンで耳をふさいで仕事に集中するってこと。いい曲を聞きながら仕事をするってのは、気持ちが高まっていいもんだということも実感。電話がなったらどうするのか?って話もあるが、代表電話なんざ取る義務はないし、仕事用の個人ケイタイはブルブルと震えるから気付ける。会社員としてはややアウトローかもしれんが、おいららしくていいじゃないか。
あと数日でバースデーで55歳になる。80歳まで生きるとして残りは25年。仕事はあと10年やるとして、健康で活動的でいられるのはあと15年ってところだ。仕事は手を抜いて、楽しく生きることを目指す。55歳でリタイアするという夢が昔からあったが、いやいや仕事をしない人生は薄っぺらになりそうだから、あと10年はやることにした。65歳から年金暮らしになって悠々自適な老後ライフを過ごせばよし。その10年の働き方は重要。いつまでも雇われのサラリーマンを続けて、くだらんしがらみにとらわれているのはよろしくない。独立してほどほどの仕事をしていくのが理想。この30数年の社会人人生でつちかってきた技術力はほどほどにあると自負している。会社内でしか通用しないのかもしれんが、いやいや外に出ても通用するはずだと、うって出ればいい。「迷わず行けよ、行けばわかるさ」とアントニオ猪木がいい言葉を残している。ダメだったからって、それは現実を知るいい機会なわけで、別に殺されるわけでも飢えて死ぬわけでもないんだから、迷う必要はない。何も行動せずに、あーあのときに行動していればなぁなんて後悔するのが最悪。よらば大樹なんて気持ちで、この歳まで過ごしてきたのも確かだけれども、その大樹への義務は十分果たしたし、おいらはおいらの生きる道を選べばいい。自己肯定感を高めるというのがテーマ。自分らしく、自分の生きる道を選んで、しっかり踏みしめて歩いていこう。