昨日は午後から外出して、いろんなオジサンとの対話をしてきた。前職退職後は自宅が職場となり、通勤不要で楽ちんになったのはいいが、家に引きこもりがちになっていて人との対話が不足していたから、こうやって外出していろんな人とフェースToフェースで対応することの重要性を痛感した。オンライン通話や電話やメールでは得られないリアルな対話はおもしろいやな。
【わからず屋オジサン】
酒好きで酔っぱらうと挑発的な言動になり、一方的に長い長い話をしだすのが特徴。10年ほど前までいっしょにCADをやっていて、おいら的に手を焼いていたが長いつきあいでもあったからたまにこうやって酒を飲む機会をつくってきた。この12月いっぱいで定年退職ということだから今回が最後になる。相変わらずのエンジン全開でよーく酒飲んでしゃべっていた。なもんだからこっちも火に油を注ぐことを忘れずによりエキサイティングな方向に話題をコントロールしてやった。自分の主張こそが正義であり、相手の言い分に対してまるで理解を示すことはない。絶対正義の自分を信じられるということは幸せなのだろう。おいらは、絶対正義の真逆の極悪人材と思われている。おいらはどう思われようが構わなくて、しょせん自分以外は変わらないという達観を持った人間。好き放題言わせてやって、時間を過ごしたとさ。
【不遇な目にあっているオジサン】
背筋が伸びていてシュっとしている紳士的な人。50歳くらいまでは一定の役職にいたが、何かの加減であれよあれよと降格していき一般社員のレベルまで到達。普通ならやってられんと思ってなげやりになったりもするだろうが、日々の仕事を自分のペースでやり続けている。おいらも降格経験者だから気持ちは少しわかるが、その上級者といえる。不遇と言っても、人が人を評価する以上そこに絶対はなくて評価者によってはそんなこともあるってこと。我がCADの業務の一部を担っているということもあるし、昨晩わからず屋オジサンとおいらと3人で飲んだということもあるので、今後いろんな形で対話してみようと思う。在職期間はあと半年か1年ということだからあんまり期間は残されていないけどね。
【和菓子屋オジサン】
高校の同級生で親の和菓子屋を引き継いだ。昨日ちょっとした時間の合間があったので、コーヒー2杯を買ってタクシーで乗り付けてみた。おいらが企画する同窓会への出席率が低下しているということもあったから、たまにはリアルで会って会話をしてみようじゃないかとうこと。おいらのAGA治療の成果に感心していた。このオジサンはハゲの心配はなさそうだ。そういや高校時代は同じ肉屋でバイトしていたっけ。もち米やら何やらの資材高騰がハゲしく、それを販売価格に転嫁しずらいとなげいていた。個人経営の店にとっちゃ死活問題だろう。とはいえ、かれこれ30年以上店を運営し続けているのは立派。同級生がよく店を訪問しているようで、おいらは今回が3年ぶりくらいだったかな。夜の飲み会出席者および妻向けのみやげにと、豆大福やらなんやらの詰め合わせを購入。友人向けのスペシャルプライスだった。ただでさえ利幅が少ないわけだからきっと原価レベルだっただろう。また1年後くらいに足を運ぼうと思う。
【元上司オジサン】
若い頃からテクニカルな人で、管理職になってなおテクニカルな位置づけをキープしているのはリスペクトに値する。社畜であるという面を除けば。誰よりも遅い時間まで会社に滞在していて、休みを取るなんてのはマレで、在宅勤務だって滅多にしないから、お手本にはならない。マネはできないということ。いい役職まで登りつめるも、もうこれ以上はイケないというところで停滞。おいらのように降格なんて目にあうこともなく、上層部の評価は高止まりしている。おいらの独立騒動に対して、感情を荒立てることなくタンタンと話が進められたのはこのオジサンのおかげ。上司ガチャにはずれつづけてきたおいらだが最後の最後に当たりを引けた。このオジサンの新人時代には我がCADに関与していたというのが伝説として残っている。ソースコードに名前があるということ。C言語を書ける(大昔だけど)というのがすばらしいことで、その古き良き文化が今に引き継がれていないのが残念。おいらがCADに配属された時点では、CADなんてニッチなところだけではなくグローバールなエンジニアとして活躍していた。今後はCADから手を引く方向ということだが、この恩は忘れずにいようと思う。
【CADオジサン】
おいらのことで、32年半におよぶサラリーマン人生を終えたところ。CAD一筋だったら安泰だっただろうに、他のあれやこれやをやらされて疲弊してきた。パワハラ、モラハラ時代を乗り越えられたのはよかった。独立後2カ月が経過して、程よい自由を手に入れて、社長(妻)と仲良く日々を過ごしている。あと10年ほどこのCADを継続していくという義務を負っているが、さてどうなるだろうか。後継者ができれば15年でも20年でも続くという前向きな展望がある一方で、5年くらいでソフトランディングさせるというのもあり。サラリーマン時代の収入が維持されていくのを最低ラインとして、もっと多くを求めるという選択肢もあるだろう。現時点で後継者がいないことは強い武器。40年前から歴々と引き継がれてきたCADを、おいらの代で終わらせるのがいいか、後継者に引き継ぐのがいいか。。そこにうまみがあるなら続いていくことだろう。過去のしがらみがとっぱらわれた今、おいらは広い選択肢を持って、忖度とか妥協なんてヌルいことではなくのびのびとやっていこうと思っている。苦境にあうことがあってもいい。ピンチはチャンスの精神で、おもしろいことになってきた!って言葉をつぶやいて、次のステージに移ればいいやな。下世話な話だが、ベランダから東京タワーが見えるタワマン上層階に住むという野望を果たすべし。都心のマンション価格高騰がハゲしいので、賃貸で2年くらい住めれば上々。月の家賃は40万くらいで済むかしら。