CAD日記

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REC2と4をNetFlixでみた

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ゾンビものとしては異色で、全編ビデオカメラを用いた主観撮影している。スペイン映画というのも興味深くて、ハリウッドでリメイクされるもオリジナル版のほうがダンゼン評判が高かった。1が日本で公開されたのが2008年6月だからすでに11年も経っている。消防署にテレビの美人レポーターが取材に来て、若い署員どもが浮かれてハシャいでいるところから話がはじまる。緊急出動がかかり、レポーターとカメラマンが古びた集合住宅に乗り込む。狂暴化した1人の住民から次々に感染が始まり恐怖に包まれる。逃げようにも、感染拡大を防ぐために建物は封鎖されてしまう。なーんてのが1のイントロダクション。

2は特殊部隊と医師が乗り込んで、惨状の鎮静化に当たるが、もちろんそう簡単にいくわけがない。医師は教会から派遣された人間で、悪魔退治の専門家だった。悪魔といえば宗教色が強くなってとたんにおもしろくなくなるところ、そこに噛まれたら感染するというゾンビ的恐怖をミックスしているのがよい。生き残ったのは、美人レポーターただ1人。ただし、彼女の体内には悪魔の化身が宿っていた。3は別の地点で起きたちょっと毛色の異なる話なので、まぁ見る必要はない。結婚式場での惨状。その唯一の生き残りの老婆が4に出てくるだけで、それほど重要な役どころでもないから。

4は、どうにもならんので建物を爆破してしまおうってことで、特殊部隊4人くらいが突入することから始まる。1や2で感染した消防員と特殊部隊のゾンビがそこここから現れて2名はやられる。残り2名が逃げようとしたところで、キャスターを見つける。悪魔が宿っていることなんて知らんから助け出しちゃう。特殊部隊の1名とキャスターが少しのあいだ見つめ合うところがミソ。宿主たる悪魔がどちらの側にいたほうが安全かを判断して、この時点で乗り移っていたというのは後半への布石(ていうかネタバレ)。
感染を絶対的に防ぐために、関係者と軍隊を船に乗せて隔離する。嵐が吹き荒れる海域にさしかかる。

船はオンボロで停電がよくおきる。感染した猿が逃げ出す。コックが猿にやられて、コックが出した料理を食った多くの乗員が感染して大混乱。船内の主導権を握る医師、キャスター、2で生き残った特殊部隊の2名、船内の設備にくわしいオタクオヤジが立ち回る。感染した人間は軍隊の人間なので強いし、銃で撃っても容易には倒れない。キャスターが一番怪しまれている点は、搭乗者と視聴者の一致した見解なので、キャスターの体内から悪魔を取り出そうとする。実際は特殊部隊の1名に乗り移っていたという事実が明らかになり、序盤の2人が見つめ合うシーンと符合する。医師により船が自爆モードに入って、逃げ出せたのはキャスターとオタクオヤジ。特殊部隊は船もろとも海の底に沈み、彼の体から抜け出した悪魔の化身(巨大な芋虫)は海中でキョロキョロしているところに、バラクーダのような狂暴な魚にひと飲みにされる。救助ボートで逃げ切った2人は、クタクタでタクシーらしき車に乗り込んでいる。「お盛んですな」みたいな運転手の言葉で映画は終わる。

バラクーダに食われた悪魔はどうなったのか。魚に丸のみされたような映像にしたのは、5を作る気持ちがまだあったからだと思う。バラクーダがサメやイルカに食われて、その体内で生き続けて、人間のかけた網に捕えられて、再び人間に乗り移るというストーリーがありえたが、2014年の公開から5年が経って5の話は出ていないので、魚に食われて悪魔は消滅したということにする。もし今後5が制作されるなら、キャスター役の
マヌエラ・ベラスコに出演してもらいたい。

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