今年も出たねぇAutoCAD 2026。dwgが2018形式のままだったというのはここ数年のお約束的なことで、2018以来だから9年間もデータ形式を保持している。もう永久に変わらないんじゃないかという雰囲気。
新機能をみると、ネタ切れ感が満載だった。GPUテキストってなんだいって思ったら、TrueTypeフォントの描画を速くしたようなものらしい。GPUはDirectX 12のことみたいで、GPUで高速描画できるようになったという印象。実際に体感したわけではないからわからんが。。
コードネームはWatt。情報ソースはこちら。
ワットと言えば、電力(=電圧×電流)のこと。ワットという名称は、蒸気機関の発展に大いに貢献したスコットランド人の
ジェームズ・ワット (James Watt) にちなんで名づけられた。後者を意味した命名であることは明らか。去年がVennでベン図を発明したジョン・ベンに由来した命名だったから。
AutoCADのコードネームをアルファベットの順に付けるようになった2011以降の名前は以下の通り。
2011 Hammer
2012 Ironman
2013 Jaws
2014 Keystone
2015 Longbow
2016 Maestro
2017 Nautilus
2018 Omega
2019 Pi
2020 Qubit
2021 Rogue
2022 Sequoia
2023 Turing
2024 Ursa
2025 Venn
2026 Watt
残りのアルファベットはX、Y、Zの3つ。Zで終わるわけもなく、次はA、B、Cと続いていくのだろう。AutoCAD 2030はAからはじまることになり、古代ギリシアの数学者アルキメデス(Archimedes)になるのではないか。アルキメデスの原理は聞いたことがあるが何なのか知らんかった。流体(液体や気体)中の物体は、その物体が押しのけている流体の質量が及ぼす重力と同じ大きさで上向きの浮力を受ける。